アナボリックステロイドは、善玉のHDLコレステロールを低下させ、悪玉のLDLコレステロール値を増加させます。
悪玉コレステロールとは、体に悪影響を及ぼすことが多い細胞で、体内に多く存在すると血中には悪い成分が多く漂うことになり、動脈硬化を引き起こす原因にもなります。
しかし、そんな悪玉コレステロールは筋肉増量にはとても良い役割を持っていることが研究により分かっています。
あまり体内にあっても悪い成分の悪玉コレステロールが、なぜ筋肉肥大には良いのか?今回はそのお話をしていきます。
悪玉コレステロールが多い人の方が筋肉増量になる!
悪玉コレステロールと筋肉トレーニングについて研究報告があります。
研究内容は、60歳から69歳までの年齢の52人に約10週間にわたり、筋肉がつきやすいハードトレーニングを行ってもらい、同じ食事をとってもらいました。
その結果、被験者の方すべて筋肉質な体つきに変化することができましたが、悪玉コレステロール値の値が高い方ほど筋肉量が増加したんです。
体に悪いイメージの多い悪玉コレステロールですが、筋肉を増やすにはある程度のコレステロールが必要ということが分かっています。
筋トレすると悪玉コレステロールは減るぞ!
肥満・運動不足によって悪玉コレステロールがありすぎると、体内の調子を悪くし動脈硬化になってしまうリスクもあります。
しかし、アナボリックステロイドを使う人は、「筋肉をつけたい!」という人達です。なので、ステロイドサイクル中は筋トレをしまくるはずです。
筋トレで無酸素運動をすることで、自然にコレステロールは減ります。なので、アナボリックステロイドを服用しているからといって意識して悪玉コレステロールを減らすこととはしなくても大丈夫です。
まとめ
私自身、アナボリックステロイドを使っていますが特にコレステロールに関しては意識していません。
例え、ステロイドサイクル中にコレステロールが通常よりも上がっていたとしても、回復サイクル中はステロイドを使っていないわけで、その間も筋トレは十二分にしていますからね。
ただし、肥満の人は悪玉コレステロールの管理をしっかり行ってください。