アナボリックステロイドの使用で起こりうる副作用の1つに肝臓の負担があります。
アナボリックステロイドは、筋肉増強の効果を全身に循環できるように17αアルキレート加工と呼ばれる化学加工を施されています。その結果、肝臓の負担をかけることになっているのです。
肝臓に負担をかけるとどうなるのか?負担をかけさせないための予防の方法について詳しく説明していきます。
アナボリックステロイドと肝臓の関係
アナボリックステロイドを服用すると、腸管を通り肝臓に続く門脈循環に入ります。そして、薬物をろ過させることができる肝臓に運ばれていきます。この時、通常のステロイドだと肝臓で全てろ過されてしまい、ステロイドの本来持っている効果を全身に循環させることができません。
これを防ぐために、17αアルキレート加工と呼ばれる化学加工を施すことで、肝臓でろ過されないようにしてるのです。しかし、17αアルキレート加工は肝臓に対して有毒で、長期の服用で肝機能の低下を引き起こしてしまうことになります。肝機能低下でおこる副作用
肝臓機能低下で起こる副作用は、様々あり注意が必要になります。
肝機能低下で起こりうる副作用
ニキビが増える
目の周りや皮膚が黄色くなる黄疸
エストロゲンの代謝機能の低下による女性化乳房の誘発
尿が茶褐色
眠気や不眠など
目の周りや皮膚が黄色くなる黄疸
エストロゲンの代謝機能の低下による女性化乳房の誘発
尿が茶褐色
眠気や不眠など
これらの症状がさらに悪化すると、肝硬変や癌につながっていくことになります。
17αアルキレートされているステロイドのリスト
17αアルキレートされているステロイド
アナドロール
アナバール
ダイアナボール
Winstrol
ほとんどの経口ステロイドクローン
※一般的な風邪薬
アナバール
ダイアナボール
Winstrol
ほとんどの経口ステロイドクローン
※一般的な風邪薬
肝機能低下の予防・改善方法
肝細胞の再生成を促す作用のあるシリマリンを使用することで、肝機能の低下を予防・改選させることができます。
その他に、肝臓の機能の低下を予防するためには、ステロイドのサイクル・服用の量を適切に行うことです。
1.サイクル期間は、4~8週間の間にする(平均は6週間がおすすめ)
2.服用量は、高容量にしないこと
2.服用量は、高容量にしないこと
まとめ
アナボリックステロイドの副作用の中で、特に注意しなければならないのが肝臓の負担です。肝臓の機能が低下していくと、様々な副作用が誘発していきます。
ステロイドの使用を考えている人は、必ずシリマリンを用意しておいてください。
各アナボリックステロイドの副作用発症リスク一覧表をご紹介しています!