アナボリックステロイドは、筋肉増強・減量(ダイエット)に大きな効果をもたらしてくれますが、同時に副作用を引き起こすこともあります。

副作用については、アナボリックステロイドを使用した全ての方が引き起こすことはありませんが、万が一に「備えてアナボリックステロイドを使用したらどのような副作用があるのか?予防することができるのか?」を理解しておきましょう。

アナボリックステロイドで起こりうる4つの副作用

アナボリックステロイドを使用することで、起こりうる副作用は主に4つです。
ステロイドに含まれている成分・種類によっては、4つともに副作用が起こりにくいもの、予防のできないものもあります。

ステロイド使用で起こりうる肝臓機能低下

アナボリックステロイドは、体内に効果を長く持続させるために化学加工をされています。この化学加工は肝臓にとって有毒なものであり、長期のステロイドの使用で肝臓の機能を低下させてしまう恐れがあります。

肝臓機能低下で起こりうる初期症状症状
体がだるく感じる、疲労感
頻繁に下痢をする
頭痛、発熱
食欲がなくなる
肝臓機能低下が長期間続くと起こりうる症状
ニキビ
肌や目の周りが黄色くなる
尿が茶褐色になる
足のむくみ、ふくらはぎをつる
女性化乳房

もちろん、ステロイドだけで肝臓機能が低下するわけでもありません。
ステロイドサイクル中に、アルコールの過度な摂取も肝臓に負担をかけてしまいますので、ステロイドを使用中はアルコールを控えておいてください。

ステロイド使用で起こりうる女性化乳房

アナボリックステロイドを使用することで、体内に女性ホルモンが蓄積され女性のような丸みのある胸に変化してしまう女性化乳房という副作用があります。

女性化乳房は、ステロイドに含まれている成分によっては症状が現れにくいのですが、万が一に備えて予防・対策方法を知っておいてください。

  肝臓機能の低下で、さらに女性ホルモンを蓄積させてしまい、女性化乳房を誘発させてしまう可能性があります。

ステロイドの使用で起こりうる男性ホルモンの減少

長期にわたってアナボリックステロイドの使用、服用量によって起こりうる副作用が男性ホルモンの減少です。

男性ホルモンの減少で起こりうる副作用
筋肉量の減少、筋力の低下
精子の減少
睾丸の委縮

ステロイドを使用して、筋肉をつけても男性ホルモンの減少で無くしてしまう恐れがあります。また、精子の生成機能も損なわれてしまうので、将来の生活に支障をきたすことも考えられます。

ステロイドの使用で起こりうる男性型脱毛症

アナボリックステロイドの使用で起こりえる副作用のひとつが、男性型脱毛症です。
脱毛は、個人差があり元から抜け毛が少ない方、遺伝の関係で影響のない人もいれば、影響を受けやすい方もいます。
また、男性型脱毛症については、予防できるステロイド、予防できないステロイドがあります。

脱毛を予防できるステロイド
メダナボル
脱毛を予防できないステロイド
オキシポロン
ウィンゾロン
アナドリン
プリモボラン
ハロフルオックス

アナボリックステロイドを使用したいけど脱毛が心配な方は、メダナボルを使用してください。
メダナボルは、プロペシアと言われるケア剤で予防・改善を行うことができます。それ以外のアナボリックステロイドには、プロペシアは効果がなく、予防の手立てはありませんので注意してください。

その他の副作用

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